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すてきないただきもの うぃず 虹色マカロン13

な、なんと!
「日々カナブンは夢現」のtamaさんが「虹色マカロン」のイラストを書いてくださいました!
まずは素敵絵をごらんください。
もう、これだけでもいいかもしれない。

makaron.jpg

いつも通り、tamaさんのブログにお邪魔しましたら、いきなりこの素敵絵が!
マジで腰が抜けそうになりました。
美紅ちゃんと中川さんのイメージがあまりにもぴったりで驚愕しました。いや、私の想像よりかわいいぞ!
美紅ちゃんはまさに「俺のお姫様」ですね。ほっそりと華奢で可愛くて、蒼くんならずとも「守ってあげたい!」という気分になりますよ!
中川さん、美しい。ポーズがよいです。このポーズで誘惑されたら即ついていきますとも!(おい・・)
そして、蒼くん!正直、彼のヴィジュアルイメージってあまりなかったんですよ。小説は常に彼の目線なので、自分の姿は映りません。私も同じ目線になっているので、あまり彼の姿を想像したことがないという・・・。
でも、このイラスト見てほんとにぶっ飛びました。
な、なんてかっこいいんだ!
こんなイケメンだったとは不覚にも全然気付きませんでしたよ、蒼くんごめん。
そりゃこんだけかっこよけりゃ、美紅ちゃんも嫉妬するわな・・・。
tamaさん、本当にありがとうございます。もう何とお礼を申し上げたらよいやら・・・。
感動しております。ああ、この気持ちをうまく伝えられない自分がもどかしい・・・。


で、美麗イラストだけで十分という向きもございましょうが、よかったら小説のほうも読んでやってください。


虹色マカロン Part13 Welcome to My Theater

「きれいにしてるね。あたし、男の人の部屋って、もっと散らかってるのかと思った」

部屋に入るなり、彼女が言った。
男の部屋か・・・“比べる対象ってどのくらいあるのかな”とか、ちょっと思ってしまった。
俺と出会う以前、“もう、しょうがないなあ・・・”なんて言いながら、散らかった彼の部屋を掃除してたりしたんだろうか。ささいな一言に、つい、嫉妬心が頭をもたげる。

いや、よそう。過去はどうでもいい、ってさっき決めたばかりなのに。

「散らかすほどモノ持ってないからさ・・・」

頭の中に浮かんだ光景を振り払い、俺は彼女に答えた。
彼女はああ言ってくれるけど、きれい、というよりは「殺風景」といったほうがふさわしいだろう。

東京のアパートの部屋は、狭い。
決して財政的に豊かとはいえないから、家具も家電も必要最低限のものしか置いていない。
あるものといえば、机と本棚、食事をするための小さな折り畳みテーブル。シングルサイズのベッド、あとはTVとDVDのプレイヤー、ノートパソコンくらいだ。
服はクローゼットにしまえるぶんだけ。それ以上は増やさないことにしている。
件のDVDプレイヤーも自分で買ったものではなく、終電逃すたびに俺の部屋に泊まりにくる先輩が「宿代がわりだ」と言ってタダで譲ってくれたものだ。本当の理由は「ブルーレイのレコーダー買ったからいらなくなった」というものだったけど。
しかし、ブルーレイとは、自宅組は豊かでいいよなあ・・・。

まあ、そんなことはどうでもいい。

それより、彼女をどこに座らせよう。
普段、友達が来たときはベッドをソファがわりにしている。ちょうどベッドの正面にTVを置いているからだ。
だけど・・・。
女の子をベッドに座らせるってのは、どうも・・・。
明らかに下心満載に見えるだろうし、正直、俺も自分の理性に自信が持てない。
結局、テーブルを少しずらし、その前にひとつしかないクッションを置いた。狭いからすぐ後ろがベッドになってしまうけど、背もたれ代わりだと思ってもらおう。

「どうぞ、狭いけど・・・」
「ありがとう」

彼女を座らせ、隣に腰を下ろす。
息遣いが感じられるほどの近距離、ほんとに二人きりなんだな、と思うと、緊張からか興奮からか、また心臓の鼓動が速くなってきた。

「ねえ、何見る?」

彼女の言葉に我に返る。
そうでした、目的はそれだ。雨が降りそうだから映画館じゃなくて自宅で映画を見ること。決してキスするためじゃない、とか、もうしておいて遅いけど。

「任せるよ、どれでも好きなように」
「うーん、じゃあ、これ」
「OK」

ディスクを受け取って、プレイボタンを押す。

「俺のホームシアターへようこそ、って。狭いアパートのブラウン管TVだけどさ」
「あはは・・・」

彼女が快活に笑う。今日はなんとなく沈みがちだったから、笑い声にほっとした。彼女の屈託の原因はわからないけど、くだらない冗談でも笑顔を見せてくれれば、それでいい。
と、
ふわっと甘い香りがした。
彼女が俺の左肩に頭を乗せる。やばっ、また心拍数上がってきた。

「3Dの最新映画よりこっちのほうがいいよ。橘くんとふたりでいられるもの」

え・・・。
これって、かなりいいムードなんじゃ・・・
そう思ったとき

「あ、映画始まったよ」
「あ、うん、うわっ!」

画面に映し出されたものに思わず腰が引けてしまった。

「な、なんでいきなりホラー映画?」
「だって、暗くなってからじゃ見るの怖いんだもん・・・」

・・・。

ついよからぬことを考えてしまった報いなんだろうか、これは。
俺は画面の中の青白い顔の亡霊にむかって毒づいた。

・・・ったく、恨めしいのはこっちだよ。




あわわわ・・・こんな素敵絵をいただいたのに、なに、このギャグ展開は・・・。
もっとロマンチック展開のところで紹介するべきなのに。
tamaさん、まことに申し訳ありません。


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コメント

いやぁ、実にピュア!
この二人を見てるとお尻がむずがゆい(笑)
こんな頃が私にもあ…りませんでした。
(根っからのヨゴレ)

tamaさんのイラストも、イメージにピッタリで
登場人物が軽やかに動き出しましたね♪

OH林檎さんへ

こんにちは!
もちろん私にもありませんでした!(自信満々で言うことか?!)
tamaさんのイラストは素晴らしいですね。
このイラストに恥じないよう、頑張りたいです(無理・・・)

初めまして。。

何度かご訪問をいただいていましたのに読み逃げばかりでごめんなさい。
OH林檎さんとお友達の方だったのですね。
ヨロシクお願いいたします。
私も書くこと、読むことが大好きです。特に社会派推理と歴史ものが好きですね。
コミックスだと浦沢直樹が読み易いかな?でもコミックスはジャンルを問わず読みます。我が家にはコミックス&小説本が3000冊以上あります。これでも去年、駄本を処理して(何様?)なんとか本棚に落ち着くようになりました。
水聖さんはリアルタイムを書いてらっしゃるんでしょう?
私は遠~い昔のことを織り交ぜていますので、その時代に流行ったものとかが分からないかも…゚.+:。(*≧∇≦*)゚.+:。
ではまた、おじゃまさせてくださいね。 さらら

どうも遠野です。

今回はtamaさんの絵も一緒ですね。羨ましいです。
綺麗なお姉さんは大好きなんで、中川さんの再登場に期待です。

まぁ、それはさておき。
どうして女の子は怖いと言いながらホラーを見るんでしょうね?

さららさんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。

> 何度かご訪問をいただいていましたのに読み逃げばかりでごめんなさい。
> OH林檎さんとお友達の方だったのですね。
> ヨロシクお願いいたします。

いえ、それはこちらの台詞です。私こそ、こそこそとご訪問しては、読み逃げばかりでした、すみません。
OH林檎さんのところでコメント拝見しておりまして、足跡を残していただいたときはすごく嬉しかったです。で、さっそく・・・。

小説とコミックスが3000冊!!すごいですね。
うちにはあまりないですが、(狭いので)実家には山ほどあるのでときどき本を交換しに帰ってます(迷惑な娘)
最近、読書する余裕がなかなかないです。週間少年ジャンプは毎号買ってますけど・・・。
小説では宮部みゆきさんが一番好きです。


> 水聖さんはリアルタイムを書いてらっしゃるんでしょう?
> 私は遠~い昔のことを織り交ぜていますので、その時代に流行ったものとかが分からないかも…゚.+:。(*≧∇≦*)゚.+:。

この話は2010年、3月11日から14日までの4日間を書いてます。曜日も重要なので、ちゃんとカレンダーに沿ってます。当初は5回連載、3月中に完成の予定だったのですが、何かとんでもないことになってます。5月に終るかどうか微妙です。
さららさんの小説は80年代が登場しますね。
携帯がなかった時代、でも「すれ違いのせつなさ」というのもすごくいいですね。


> ではまた、おじゃまさせてくださいね。 さらら

こちらこそです。よろしくお願いします(^^)

遠野秀一さんへ

こんにちは、コメントありがとうございます。

> 今回はtamaさんの絵も一緒ですね。羨ましいです。
> 綺麗なお姉さんは大好きなんで、中川さんの再登場に期待です。

はい、これを見たときは幸福感でハイになりすぎて挙動不審でした。
蒼祐くんのかっこよさに悶えました。うちのヘタレ男子をこんなイケメンに描いてくださって、どれだけ感謝したらよいやら。
女子ふたりもみごとにイメージ通りで、蒼くんがうらやましい、と真剣に思いました。

中川さんは、うーん、どうだろう。
でも、彼女はこの話全体のキーパーソンなんで、このままスルーはない、と思います、多分。

> まぁ、それはさておき。
> どうして女の子は怖いと言いながらホラーを見るんでしょうね?


この話では、うっかり妄想モードに入りかけた蒼くんに水ぶっかけるためにホラーにしたんですが、一般論でいうと・・・。

ぶっちゃけ、たいして怖くないんだと思います
でも、怖がったほうが可愛く見えるかなあとか、計算なんじゃないかと。
私はホラーは見ません!ほんとに怖いんです!ホラー見たがるってのは、本当は怖くないってことだと思いますよ。
そして、男のほうは・・・
ほんとはものすごく怖くて出来れば見たくなんかないのに、彼女の前でかっこつけて「こんなの全然怖くなんかないじゃん!」なんていいながら、「やべえ、夜中にトイレ行けねえ・・」とか思ってたら面白いかも・・・。

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