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愛玩人形 The Fondling Doll

ブロとものtamaさんが、お絵かきフェスタをされるそうです。
tamaさんのブログはこちら 「日々カナブンは夢現」
8月7日が締め切りとかで、もうすぐ公開されそうです。楽しみなのですが、私は明日からまた実家に帰らなければならず、リアルタイムで見ることは出来ないです、かなしい。
で、そのテーマが「ほんとにあった怖い話っぽい何か」なので、ちょっと便乗して、ホラーっぽいものを。
たいして怖くはないですが^^;
テンプレもこの話限定で変更しました。
涼しく、はならないかもですが、よろしければどうぞ。



愛玩人形 The Fondling Doll


それはただの気紛れだった。

旅行先の東洋の町で忘れ去られたように佇んでいる一軒の小さな店。
ふと興味を引かれた男はショーウィンドウを覗き込み、そして、息を呑んだ。
そこに飾られた一体、いや、二人で一組の人形。赤と青のチャイナドレスを身に纏い、互いに両手の平を合わせている、向かいあった二人の少女、男は一目でその人形に魅せられた。

吸い寄せられるように店内に入ると、店の主人らしい小柄な男が話しかけてきた。

「何かお探しで?」
「ショーウィンドウに飾ってあるあの人形だが。あれは売り物なのか?」

男は勢い込んで主人に尋ねた。どうしてもあの人形を手に入れたい。

「はて」

主人は小さく笑った。

「売り物といえば、売り物。そうでないといえばそうでない。」
「どっちなんだ!」

男は焦れ、主人は彼をじっと見つめた。

「よろしいでしょう。お売りします」
「いくらだ」
「あなたのお気持ち次第です、私に値はつけられません」

かなりの額の紙幣を男は主人に渡した。もし、主人の気が変わって「売らない」といわれたら、そして他の誰かの手に渡ってしまったら、そう思うといてもたってもいられなかった。

「ありがとうございます」

主人は礼を言うと、ショーウィンドウの人形を銀の鳥籠に入れた。

「それは?」
「サービスですよ」

主人はふっと笑った。
人形の入った鳥籠を手に、男は店を出た。通りを抜ける際、何か気になって後ろを振り返った。

(・・・・!?)

ない。今あったはずの店が跡形もなく消えうせている。

「白日夢でも見てたのかな」

男は呟いた。だが、彼の手には人形の入った鳥籠がある、夢ではない。

「きっと知らない内に別の通りに入り込んだんだな、ここは迷路みたいに入り組んでいるから」

彼はそう言って無理矢理自分を納得させた。



その夜。男は夢を見た。互いに向かいあって視線を合わせている人形、それが、瞳を上げて彼の方を見た。赤い服の人形は無邪気に、青い服の人形は誘うように。そのあまりに魅惑的な表情に男はどきりとした。

(ワタシガホシイ?)(ワタシガホシイ?)(ワタシタチがホシイ?)

「欲しい」

彼は呟いた。

(ワタシモホシイ)(ワタシモホシイ)(アナタガホシイ)

頭の芯がクラクラする。この人形たちに請われたら魂さえも差し出してしまいそうだ。

(ワタシハアナタノモノ)(ワタシハアナタノモノ)(ワタシタチハアナタノモノ)
(ドウゾメシアガレ)

男はふらふらと彼らに近づく。いつの間にか、彼は彼女らと同じ大きさになっており、そして彼女らももの言わぬ人形から生きた人間になっていた。

(ツカマエタ!)

二人は声を揃えてそう言った。赤い服の少女は愛くるしく、青い服の少女は妖艶に微笑みながら。



「えっ?!」

男は飛び起き、辺りを見回す。

「夢か・・・」

彼は大きくため息をついた。まだ胸がどきどきする。

テーブルに置かれた人形に目をやった男は言葉を失った。買ったときは確かに互いに見つめあっていたはずの人形。それが、確かに男の方を見ていた。

(アナタハワタシタチノモノ)






(ツカマエタ・・・)



                               END




これ、実は去年お友達のところの絵茶で書いた即興文です。
今回、多少修正しました。
絵に合わせて文をつけるのですが、素敵絵に残念な文がつき、絵師さまには申しわけなかったです。
よそさまのところの絵茶ですし、絵師さまも私は直接存じ上げない方なので、皆様には残念文のみですみません。
でも、面白かったです。
そういう機会がないとこんな話、なかなか書きませんしね。





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栄養剤(捧げ物文)

びたみんさんのイラスト展にお邪魔した際、クッキーと紅茶をおみやげに持っていきました。
それでやめておけばいいのに、つい、捧げ物文とか書いてしまいました。
びたみんさんのブログ名が「栄養剤」なので、それにちなんで。
これ、なんて言うんだろう、詩と小説の中間みたいな感じでしょうか・・・


栄養剤


忙しく通り過ぎてゆく毎日に
近ごろ 少し 疲れ気味

あなたの顔が見たいのに
「電源が入ってないか、電波の届かないところにあります」
って どういうこと?

ため息まじりに
のろのろと
家へと向かう会社帰り

ほかに好きな人でもできたとか
それとも いわゆる倦怠期?

こういうときって
ネガティヴ思考から抜けられない

疲れたときは こちらをどうぞ
サプリメントはよりどりみどり
ずらりと並んだガラス瓶
私を元気にしてくれる?

ビタミンA、C、E、B1、2、6、12
葉酸・・・ってなんに効くの?
鉄に亜鉛にマグネシウム
どれがなんの効果なんだろ?
バリン、ロイシン、イソロイシン、
アルギニンにメチオニン
もうさっぱりわかんない

「なにやってんだ」

かけられた声に振り向くと
いつもと変わらぬあなたの笑顔

「なんで携帯切ってるの?」

とってもうれしかったんだけど
声はかなり尖ってたかな

「え?あ、やば、充電忘れてた!」

・・・って
もう
ありえないでしょ!

ちょっと
ううん
すごく不安だったんだから

でも
一生懸命あやまる姿に
なんだか笑いがこみあげてきた

そういうところも好きだったりするから
我ながら始末におえないなあ

だけど
一気に元気でたよ

どうもありがと

いつも
どんなときも
なにより私に元気をくれる

あなたは 私の栄・養・剤





びたみんさんの素敵なイラストはいつも私に元気をくれます。
その感謝を少しでも伝えたくて、拙い文ですが捧げさせていただきました。

バレンタインです

バレンタインですね。
いちおうケーキは作りました^^


110212_2312_01.jpg

小説も書いたんですが・・・。
なんというか、あまりハッピーじゃないです。
天気が天気だったので、とか言い訳。

誰のお話か、わかる人にはわかる・・・かな。

実はゆささんに捧げたいと思って書きました。
も、もしよろしければどうぞ。と、控えめに言ってみます^^;

ちなみに、誰の話かわからなくても、意味はわかると思うので。
ちょっとばかり切ない話なのですが、OKの方は読んでくださると嬉しいです。



続きを読む »

擬人化携帯、恭くん

擬人化携帯、恭くん


タイトルを見て「何これ?」と思われた方も多いと思いますが^^;
10日程前、ツイッターの診断マーカーで「あなたの携帯はこんな奴だったー」ってのがありまして。
面白そうだなーと思ってやってみました。
その結果がこちら

misatocbの携帯、本名はキョウ。性別は男性、年齢は16歳。容姿は黒髪で大人っぽい感じで甘えん坊な性格。最後に、キョウから一言。「アンタ、嫌いじゃない」

だそうで、なんとなく漢字は「恭」がいいな、と結果を交えてつぶやきましたところ、春さんが

「と、とても艶やかでセクシーな江戸っ子イメージがわいちゃいましたなんでだろう!! ステキな携帯!! 」

と反応してくださいました。

で、

「他にもやってみましたが、結構みんないい感じでしたよww作った方、美形好きなのかな。私の携帯はピンクなので女の子と思ってました。でもピンクの似合う男性っていいですねww 」

と返信したところ

「おぉ、ピンク! 想像(妄想)では、背景が夜桜でした。白ぽい着物で髪の毛は後ろでひとつ結びでけっこう長くて、色白でちょっとつり目。 です。 せくすぃ少年・v・」

とのお返事がww
で、すっかり調子に乗った私は、

「恭くんは桜色の着物が似合う、黒髪ストレートロングを後ろでひとつに束ねた少年です、と妄想してみた。絵が書けたらなあ・・・。ゆささんとかが描いてくださったら最高だろうなあ。」

とあつかましい願望をつぶやいてしまいました。これに春さんも

「私も絵が描けたらなぁとほんと今思っています…ゆささん…それは、す、すごく拝見したいですね…!」

と、返信してくださったのですが、な、なんと。

これを見たゆささんが、本当に描いてくださったのですよ、擬人化携帯「恭くん」
見た瞬間、感動して「ぎゃあぁぁぁーーーー!!!!、なにこれ素敵すぎるーーーーー!!!!!」
と興奮してPCの前で叫びまくりました。
ではでは、その超ステキイラスト。
ご本人に許可いただいたので、公開しますね!


kyo-kun1.jpg

いやいやいや・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・
こんなに幸せでいいんだろうか。
ゆささん、本当にありがとうございます。
そして、私のくだらないツイートに反応くださった春さんも、本当にありがとうございます。

でもって、一応モノ書きなので、僭越ながら文つけてみました。
でも、ゆささんの素敵イラストだけで十分なのはもちろんですけど。
見てもいいよ!という方は続きからどうぞ、です。






続きを読む »

ハッピー・ブルー


ハッピー・ブルー

子供の頃「青い鳥」っていう童話のラストシーンが不思議だった。
「幸せの青い鳥」を探して、いろんな国を旅するんだけど、どこに行っても青い鳥は手に入らない。
色が変わってしまったり、死んでしまったり・・・。
そのたびごとに主人公の兄妹に感情移入して泣きそうになってた。

クリスマスの朝、結局青い鳥を見つけられなかったふたり。
でも、自分たちが飼っていた鳥が青い鳥だったってことに気づく。


うん、とっても有名なお話なんだけど。
普通、自分の飼っている鳥の色くらい覚えてるよね。
それを今まで気づきませんでしたって。
それっておかしくないかな。

お母さんに聞いたら、「大人になったらわかるわよ」って笑いながら言った。
大人になったらわかる、って、大人の逃げ口上だよね。
とかなんとか、私も今日から20才だから、しっかり大人だったりするんだけどさ。
でも、大人になっても全然わかんないぞ。ほんとはお母さんだってわかってなかったんじゃないの?


「ねー、おまえもそう思うよね」

じゃれついてきたロシアンブルーの子猫、「ブルー」をぎゅっと抱きしめると、力入りすぎて苦しかったのか、「ミギャア!」と悲鳴みたいな声を上げて逃げていってしまった。

わー、青い鳥じゃなくて青い猫逃しちゃった。
慌てて追いかけたら玄関のドアが開いた。
わ、やばい、鍵掛け忘れてた。ブルーが外に出ちゃう。

「どうした、ブルー。また桃花にイジメられたのか?ひどいご主人サマだな、いっそオレんとこ来る?」
「ちょっとセイジ。人聞きの悪いこと言わないでよ、イジメてなんかないって。あたしほど優しく思いやり満ちたご主人さまもそういないわよ」
「どうだかな、ブルー、かなり怒ってるぜ」

ブルーを抱いて部屋に入ってきたのはセイジ。えっと一応あたしの彼氏、かな。
ロシアンブルーは猫にしては珍しく飼い主に忠実で、実際ブルーもあたし以外の人には懐かなかったのに、なぜだかこいつには一発で懐いてしまった。

で、その、なんというか・・・。ついでにあたしの方もなんとなーく懐いてしまったわけで。まあいいや、恥ずかしいから事情説明はこれくらいで。



「オレんとこ来たがってるみたいだぜ、どうする?」

ブルーの顎をくすぐりながら、ちょっと意地悪い口調でセイジが聞いた。

「どうするってどういう意味よ、ブルーは渡さないからね」
「はいはい、わかりました。あ、これ土産」

セイジは手に持っていた紙袋をあたしに手渡した。

「なに、これ?あ、“モンシェリ”のホワイトチョコムースだ。え、なんで?予約してもなかなか手に入らないのに」
「お前が食べたいって言うからだろ、誕生日だしさ。2ヶ月前から予約してたんだよ!」

2ヶ月前、会ってすぐのときだ。

「まだあの時は付き合ってもなかったのに?」
「それはその、最初から付き合いたいって思ってたから。って言わすな、バカ!」

えへへへ、ちょっと、というか、かなりうれしい。

「どうもありがと。あとで一緒に食べよ」
「ああ、ところでさ、桃花」
「なに?」
「オレやっぱりブルー欲しいなあ・・・」
「しつこいな、ブルーはあげないって言ってるでしょ」
「うん、だからさ」
「だから?」
「ブルーと一緒に、お前もオレんとこ来ない?」

え?
ええええええーーーー?!
それってもしかして・・・。
でも・・・。

「なに、あたしはブルーのオマケなわけ?」
「いや、別にそういうわけじゃ。だから判れよ、それくらい」

うん、わかってるけどね。
照れ屋で素直じゃないってことは。
まあ、そういうところも好きだったりするんだけど、あははは、は、恥ずかしい。

「ねえ、セイジの“せい”って、漢字で青って書くんだよね」
「あ、うん。青に司で“せいじ”」

参りました、お母さん。
お母さんの言ったことホントだったんだね。

「名前のことよりさ、返事聞きたいんだけど」

返事の代わりにあたしは青司にキスをした。


自分のすぐそばにいるのが「幸せの青い鳥」だった。
20才の誕生日に、それがわかったよ。

そして、これからずっと青い鳥のそばで暮らしていくんだよね。
きっと・・・。

                                      END




「相思華・悲願花」で赤、「Honeymoon」で黄色を書いたので、今回は青をテーマにSSを書いてみました。
タイトルどっかで聞いたことあるなあと思ったら、「敏いとうとハッピー&ブルー」というムード歌謡のグループがいたのでした(^_^;)「わたし祈ってます」とは無関係です、当たり前ですがww
これに出てくるセイジくんは、誰かさんの関係者です。
わかった!という方は、非公開でコメントくださるとうれしいなあ、と思ったり(^^)

マシュマロ気分


「さみー!!!」

誰も聞いてないってわかってても、こういう時はつい声に出ちゃうよな。

どういう時かって?
クリスマス寒波とかなんだかで、めちゃ冷え込んで今にも雪が降り出しそうなイブの夜に、暗いベランダに出てファンヒーターのタンクに手動ポンプで灯油を入れている、今みたいな時だよ。

ヒーターは点いていないとはいえ、充分に温かく明るい室内で、呑気そうにアクビをしている猫のブルーがやけに羨ましい。

くそ、なんで俺だけこんな寒いところで、誰もやりたがらない地味な作業やってなきゃならないんだ。
なんて思いながらやけになってやたらと力を入れてポンプを使ってたら灯油を溢れさせてしまった。

「やばっ!!」

慌てて灯油を少し戻し、こぼしてしまった灯油を雑巾で拭く、ほんとに何やってんだ、俺は。情けなさに余計寒さが身にしみる。

かじかんでうまく動かない手で、なんとかタンクのキャップを閉めて、部屋の中に入る。
うう、あったけえ、まさに生き返る、って感じ。いやマジで。

俺の姿を見つけたブルーが足元に擦り寄ってくる、くそ、可愛いじゃねえか。
こういうところがこいつの魅力なんだよな。機嫌が悪いとたまに引っ掻かれたりもするけど、本気で憎む気になんてなれない。

足を使ってブルーをあやしながら、ヒーターに満タンのタンクをセットしてスイッチを入れる。程なくしてボッという低い音とともに青い炎が点った。うん、この瞬間って結構好きだな。


「どうもありがと、寒かったでしょ」

そう言ったのはブルー。
なんて訳はなくて、キッチンから顔を出した彼女だった。
ブルーはもともと彼女の飼い猫で、ひと月前に彼女と一緒に俺んとこにきたってわけ。

「ブルーがほしい」って言ったらついてきた、というのはもちろん冗談だけどいい口実にはなった。
元から俺になついていたブルーは、今ではすっかり俺の家族だ。

うん、ブルーは家族なんだけど、彼女はどう思ってるんだろう、正直ちょっとわからないっていうか、いや、自信はある、きっと思ってるはずだ、思っていてほしい・・・。
やべえ、だんだん弱気になってきた。

「そりゃもう寒いなんてもんじゃないぜ、ガチで凍え死ぬかと思った」

思い切りアピールしたら、

「大袈裟ねえ、灯油入れたくらいで死ぬわけないでしょ」

と、さらっと受け流され、彼女は再びキッチンに引っ込んだ。
う、そりゃ凍死は言い過ぎだけどせめてもう少しやさしくしてくれてもいいんじゃないか。

部屋はあったかいけど、ココロはちょっとだけ寒いかも。
そう思いながらブルーの背中を撫でていたら、ふわっと甘い香りがした。
振り向くと彼女がマグカップの乗ったトレイを持ってニコッと笑ってた。

「おつかれさま、ほんと助かったよ、はい」

カップを受け取る、甘い香りの正体はホットココアだった。
あ、さっきキッチンにさっさと引っ込んだのはこれのためだったのか。へへ、めちゃ嬉しい、一気に心の中までホットになった気分。我ながら単純だな、まあいいか。

カップに口を付けると、半分溶けかけた白い小さな固まりがいくつか浮いているに気づいた。これなんだ?

「あのさ、桃花、この白いのなに?」
「ああ、マシュマロ。うちではいつもココアにはマシュマロ入れるんだけど、もしかして嫌いだった?」
「あ、いや、嫌いじゃない、大丈夫」

不安そうな顔をした桃花を安心させるためそう答えたけど、好きも嫌いも今までマシュマロなんて食った覚えがないからなんともいえない。
存在は知ってるけど、フツー男が買って食わないだろ、マシュマロって。

ココアと一緒に口に入れると、熱いココアを含んで溶けたマシュマロの甘い香りととろっとした食感が広がった。
初めての感覚、悪くない、てかかなりイイ感じ。

「美味い」
「そう、よかったあー。あれ?」
「どうした?」
「雪降ってきた、ホワイト・クリスマスだね」

桃花が窓の外を指さした。

「え、あれ、ホントだ」

桃花の言う通り外はいつの間にか雪になっていてすごく寒そうだけど、俺の心は温かいを通り越して熱くなってきて・・・
思わず桃花を引き寄せてキスしてしまった。

甘い、ココア味のキス。
しばらくして唇を離すと桃花は少し潤んだ目をしてた、うおお、なんというかすっげえ色っぽい。普段どっちかといえばサバサバしてるほうだから、そのギャップにものすごくドキドキする。

「青司、ずるいよ、溶けちゃいそうだった・・・」

か、可愛いこと言うじゃないか。ずるいのはどっちだよ。

「ココアに浮かんだマシュマロみたいに?」
「うん」
「じゃあ、いっそ全部溶けてしまえば、俺の中に」
「・・・ばか」

口を尖らせた、桃花のその唇に俺はもう一度さっきより深いキスをした。


END




どうしても今日は何か書きたかったので、久々に甘いの投下してみました。
これは去年の今頃書いた「ハッピー・ブルー」の続編です。
一緒に暮らし始めた二人の初めてのクリスマス。
情けない描写で男がヘタれるとこから始まるのは相変わらずですね。

Merry Christmas!
どうぞよいクリスマスを・・・



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